今年1月1日の全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)で、5年ぶり7度目の優勝を果たしたコニカミノルタの優勝報告会が26日、東京・八王子の京王プラザホテル八王子で開かれた。

 報告会に先立ち、監督、選手らが同ホテル内で記者会見した。4区を走り、4位からトップにチームを引き上げたエースの宇賀地強(25)は「アンカーの(松宮)隆行さんを胴上げできたことに(優勝の)価値があったと思う。来年も目標をぶらすことなく、優勝を目指します」と話した。

 駒大時代に箱根駅伝で4年連続、花の2区を走ったエースは、24日の東京マラソンで30キロまでペースメーカーを務めた。「スタートまでの流れ、各選手の姿勢など俯瞰(ふかん)的にみることができた」と収穫を挙げた。一方で、注目のマラソン挑戦については「ペースメーカーの役目は果たせず正直、マラソンを走れるという手応えは得られなかった」と話し「今年の目標は1万メートルで世界陸上に行くこと。マラソンはいまのところ考えていない」と語った。