<さいたまシティマラソン>◇24日◇さいたまスーパーアリーナ発着◇ハーフマラソンの部

 今夏の世界陸上モスクワ大会で男子マラソン日本代表の座を確実にしている川内優輝(26=埼玉県庁)が、独走でフィニッシュした。

 一般市民ランナーが出場する大会で、ゲストランナーの川内は順位こそつかないが、1時間5分52秒でフィニッシュ。スタートから数キロで独走態勢となり、そのままゴールまで快走した。「やっぱり地元で楽しかった。沿道の人も『頑張れ』『この大会に出てくれてありがとう』と声をかけてくれた。ちいさい子供からお年寄りまで、本当にうれしかった」と川内。

 この日は川内3兄弟の次男の川内鮮輝(22)が茨城・古河市で行われた「はなももマラソン」でマラソンデビュー。2時間22分54秒で優勝した。長男の面目も保った川内は「埼玉初の公認フルマラソン実現に向けて、埼玉県職員として盛り上げていきたい」と意気盛んだった。