英BBC放送(電子版)は27日、女子マラソンの世界記録保持者、ポーラ・ラドクリフ(英国)が長引く足のけがにより「現実問題として(競技に)復帰できない可能性があることを認識している」と語り、引退の危機にあると報じた。

 39歳のラドクリフはロンドン五輪を欠場し、昨年8月に手術を受けたが、現在も短時間のジョギングしかできていないという。「わずかな希望だが、レースを走って現役生活を終えたい」と意欲を示す一方で、「ここ数カ月は子どもを追いかけて走ることもできない。20年後に健康な足でいたい」と揺れる心境を明かした。