日本陸連は25日、都内で理事会を開き、8月の世界陸上モスクワ大会に出場する男女マラソン、男女競歩の代表を決定。その後の記者会見で、代表選手15人を発表した。

 女子マラソンの木崎良子(27=ダイハツ)は、男女マラソン代表8人の中で、ただ一人、派遣標準記録を突破し日本人1位(全体でも優勝)という条件をクリアし、内定を勝ち得ていた。既にモスクワに向け始動しており「(自己ベストで優勝した3月の)名古屋ウィメンズの経験をさらに生かし、故障なくスタートラインに立てるよう1日1日を大事に努力したい」と抱負を語った。

 女子マラソンでこれまで、五輪翌年の世界陸上も代表に選ばれたのは、木崎が初めて。ロンドン五輪は日本人最高の16位だっただけに「最低限は入賞を目標にしたい」と語った。