<陸上:織田幹雄記念国際陸上競技大会兼世界選手権代表選考会>◇第1日◇28日◇エディオンスタジアム広島

 29日の最終日に出場する男子100メートルの山県亮太(20=慶大3年)が、前日会見に臨んだ。

 昨年ロンドン五輪で準決勝に進出。自己ベスト10秒07で、日本人初の9秒台に「最も近い男」とされる山県は「向上心を持って上を目指しているのでは、9秒台は自分に必要なもの」とサラリと話した。

 五輪後の9月に右太もも裏を痛めた影響で、スパイクをはいての本格的な練習開始は今年3月と出遅れたが、7日の東京6大学対校では向かい風4メートルで10秒47。追い風の風速次第では9秒台が出た数字ともいわれるだけに、期待は高まる。