<陸上・日本グランプリシリーズ第3戦:織田幹雄記念国際陸上競技大会兼世界選手権代表選考会>◇最終日◇29日◇エディオンスタジアム広島◇男子100メートル

 9秒台に一番近い男、として期待のかかる山県亮太(20=慶大3年)は、決勝で優勝した桐生に100分の1秒差の2位。「相手の減速を待つしかなかった」と桐生の強さに脱帽した。

 去年の織田記念で10秒08、ロンドン五輪では日本人五輪最速タイムの10秒07の自己ベストを出し準決勝進出。予期せぬ?

 高校生の出現だったが、9秒台日本人一番乗りについては「譲るつもりはない。課題を修正して、先に出せるものなら出したい」と、クールな表情の中にも、負けん気をのぞかせた。