<陸上:セイコーゴールデングランプリ陸上2013東京>◇5日◇東京・国立競技場

 男子やり投げで09年世界陸上銅メダリストの村上幸史(33=スズキ浜松AC)が、2投目に81メートル16を投げ優勝を決めた。

 4月29日の織田記念陸上で、85メートル96の日本歴代2位をマーク。勢いをキープしての連勝に「去年はディーン(元気=早大)のお尻ばかりを追っていた。ここまでは、うまくいっている」と満足そう。

 入賞すれば世界陸上モスクワ大会の代表に決まる、6月の日本選手権に向けて「課題を見つけつつバッチリ調整して世界選手権に臨みたい」と話した。

 33歳だが「投てき種目の選手は、息が長いからではなく、スタートラインが遅いから(長く続けられる)」と持論を説明。一方で「経験を積んだからこそ分かるものがある」と、過去の経験を今後も生かすつもりだ。