<陸上:セインバリーグランプリ=ダイヤモンドリーグ第7戦>◇6月30日◇英国バーミンガム

 男子三段跳びは地元バーミンガムを拠点とするクリスチャン・テイラー(23=米国)が17メートル66で優勝。「今日は特別な日となった」と喜んだ。

 テディー・タムゴー(24=フランス)との優勝争いだった。3回目にテイラーが17メートル32でリードしたが、4回目にタムゴーが17メートル47で逆転。続く5回目も18メートル近くに着地したタムゴーだが、踏み切り板を越えてファウルだった。直後にテイラーが17メートル66で再逆転した。

 自己ベストはテイラーの17メートル96に対し、タムゴーは17メートル98と2センチ上回る。2年前のテグ世界陸上はタムゴーが優勝候補筆頭だったが、直前にケガをして欠場。テグ、ロンドンとテイラーが2年連続優勝した。

 テイラーは「三段跳びは今年、活気を取り戻した。そうなってほしいと思っていたんだ」とタムゴーの復活を歓迎する。

 史上3人目の18メートルを狙う2人の争いは、モスクワ世界陸上でも注目を集めそうだ。