<陸上:ダイヤモンドリーグ第8戦ローザンヌ国際>◇4日◇スイス・ローザンヌ

 男子走り高跳びでボーダン・ボンダレンコ(23=ウクライナ)が2メートル41の世界歴代3位タイ、今世紀世界最高記録で優勝した。

 「もちろんうれしいよ。2メートル40台を跳ぶのは本当に大変なことなんだ」。

 昨年までの自己記録は2メートル31で、ロンドン五輪では7位だった。今季は5月に2メートル33を2試合連続で成功し、6月30日のダイヤモンドリーグ・バーミンガム大会で2メートル36と自己記録を伸ばしていた。

 「自分でも、ここまで急成長できた理由を説明できないけど、2メートル40にいける感じは持っていたんだ」。

 2メートル46の世界記録は3回とも失敗したが、可能性を感じさせる跳躍だった。

 195センチの長身で23歳の若さ。今大会は出場していなかったが、5月に2メートル40を跳んだムタス・エッサ・バルシム(21=カタール)と、室内で2メートル40を跳んでいるロンドン五輪金メダリストのイワン・ウーホフ(27=ロシア)もいる。8月のモスクワ世界陸上の“鳥人決戦”が白熱しそうだ。