8月10日に開幕する陸上の世界選手権(モスクワ)に出場する日本代表の結団式が25日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで行われた。

 男子200メートルと400メートルリレーに出場する飯塚翔太(22=中大4年)が、フル回転を誓った。最多で個人種目は3レース、リレーは2レースを大会の終盤に迎えるが「5本を全力で走りたい。リレーは最終日にあるので、最後まで気を抜きません」と話した。

 今月上旬にロシア・カザンであったユニバーシアードの疲れが残り「体がかたくなっていた」という。疲労を抜くべく、全身を使ったトレーニング、ウエートトレで汗を流す。「調子は悪くない。ケガには気をつけて」(飯塚)、夢の決勝と日本人初の19秒台、そしてリレーのメダルを目指す。