陸上男子100メートル、200メートルの世界記録を持つウサイン・ボルト(ジャマイカ)は4日、「引退するにはいい時期になると思う」と話し、現時点では、金メダル獲得を目標に掲げる2016年リオデジャネイロ五輪後に引退する考えでいることを明らかにした。

 27歳のボルトは「(ボクシングの)ムハマド・アリや(サッカーの)ペレら偉大な選手たちと肩を並べるためには、引退するまで最強でなければいけない」と語った。

 ボルトは08年北京、12年ロンドン両五輪で100メートル、200メートル、400メートルリレーの3冠に輝いた。8月にモスクワで行われた世界選手権でも同じ3種目を制し、通算金メダル数を大会史上最多に並ぶ8個とした。