<陸上:全日本実業団対抗選手権>◇第2日◇21日◇埼玉・スポーツ文化公園陸上競技場

 女子400メートル障害は、今夏の世界陸上モスクワ大会代表で日本記録(55秒34)保持者の久保倉里美(31=新潟アルビレックス)が56秒74で制し、2年ぶり5度目の優勝を果たした。

 日本記録に1秒以上遅れるタイムだが「世界陸上が終わって満足に練習が出来なかったので、記録はこんなものでしょう。仕方ないです」と納得の様子。「まずは優勝できて良かった」と胸をなで下ろした。今後は10月の東京国体に出場する予定。「出だしからもがき続け、完成形が見えないまま、今日まで来てしまった」と振り返る今季を、納得いくレースでシーズンの締めくくりたいところだ。