<東京国体:陸上>◇4日◇味の素スタジアム

 成年女子5000メートル決勝で、今夏のユニバーシアード女子1万メートルで金メダル、同5000メートルで銅メダルを獲得した鈴木亜由子(21=名古屋大4年)は、15分46秒30で2位だった。

 世界選手権モスクワ大会代表の尾西美咲(28=積水化学)に残り600メートルでスパートをかけられ、3秒27遅れでフィニッシュした。「前半はしっかり内側でロスをしない走りをして、後半は失速しないように心がけた」と思い描いたレース展開だったが「尾西さんは展開が上手だった」と素直に敗戦を受け止めた。

 1日に、来年4月に発足する日本郵政女子陸上部の創部発表会の記者会見に出席した。「日本郵政というゼロからのスタートで、自分も力を試したい。しっかりトラックで力をつけ、まずは5000メートルで15分30秒を切りたい」と話した。