来年1月2、3日に行われる東京箱根間往復大学駅伝(東京・大手町-神奈川県箱根町・芦ノ湖畔)で、大学駅伝年度3冠を狙う駒大が18日、東京・世田谷区の玉川キャンパスで練習を公開した。

 大東大、順大、早大に続く3冠の期待がかかるが、大八木弘明監督(55)は「(前回)89回大会は勝つ予定でしたが、今年1年は育成の年。それが、たまたま(出雲、全日本と)2冠を取れた。私もピリピリしてないし、選手も“勝てればいい”ぐらいの感じじゃないですか」と温和な表情で無欲を口にした。

 もっとも選手たちは、3冠達成へ意欲満々。4本柱も「箱根の優勝が目標」(窪田忍主将=4年)「スピードにスタミナも自信がついた」(油布郁人=4年)「1年間、箱根優勝を目指してやってきた」(中村匠吾=3年)「過去2年、しっかり走っていないので、力強い走りで総合優勝を」(村山謙太=3年)と、箱根路での快走=大手町先着を誓っていた。