ジョジョ立ちは前回限りで封印します-。来年1月2、3日の東京箱根間往復大学駅伝(東京・大手町-神奈川県箱根町・芦ノ湖畔)に出場する順大が24日、千葉のさくらキャンパスで練習を公開。報道陣の取材に対応した。

 堅実な走りで6位フィニッシュを果たした今年1月の前回大会。アンカーの4年生が、人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の登場人物が見せる、独特のポーズで大手町のゴールラインを駆け抜けた。ネット上で話題となり、優勝した日体大や2位の東洋大を抑え、SNSの大学名入りコメント数では「優勝」した。

 もっとも、「斬新で良かった」という一般ファンの声とは対照的に、関係者やOBからは「学生スポーツらしくない」と否定的な声が上がったという。

 この日、取材に応じた選手からも「賛否はあるようですが、学生スポーツの中で、あまり良くないと個人的には思っています」(松村優樹主将)「10区が希望ですが前回のアレがネックになってますね」(狩野良太・前主将=4年)「お昼の銀座とかを走る10区が希望ですが、僕はアレは無理です」(松村和樹=3年)と“辞退”を表明。決めポーズは、お蔵入りが濃厚なようで…。