公務員ランナーがポイ捨てされた!?

 陸上のアジア大会男子マラソン代表の川内優輝(27=埼玉県庁)が26日、横浜市の日体大健志台キャンパスで行われた中長距離記録会の1500メートルに出場。3分54秒87の自己セカンドベストでフィニッシュ(第11組12着)したが、思わぬ序盤のレース展開で大学生らに、はめられた?マラソンが“本職”の川内が、この距離で出場した狙いは、スピード養成や体感すること。「マラソンのラストスパートにも生きるし、今日はどれだけ引っ張ってもらって、付いて行けるか」を味わうつもりだった。

 ところが序盤は川内が先頭を引っ張る形で前に出された。中盤から徐々に学生ランナーがペースを上げ、川内はズルズル後退するはめになった。「マラソンランナーに引っ張らせるなんて…。使われるだけ使われて、まさかポイ捨てされるとは…」。絶句のあとは、笑みを浮かべながら「まあセカンドベストも出ましたし」と、川内らしくプラス思考に転換していた。