<陸上:第30回静岡国際陸上>◇3日◇静岡・エコパスタジアム◇男子400メートルほか決勝9種目

 男子400メートル障害は、ロンドン五輪代表で日本選手権3連覇中の第一人者、岸本鷹幸(23=富士通)が49秒75で制した。

 だが感覚の違いに戸惑った。社会人1年目の昨季と違い、冬期練習も積め、体調に関しては「去年と打って変わって、すごくいい状態」(岸本)で臨んだ。技術的なミスもほとんどなく「48秒台に行ったかな、とチラッと(速報タイマーを)見たら…」。49・75の表示に「流れもうまくいったのでショック」と肩を落とした。

 昨年のこの大会で5位に終わった時のタイム(49秒73)より悪く、48秒台、そして48秒41の自己ベスト更新を狙うだけに「なぜだろう」と首をひねるばかり。11日のセイコー・ゴールデングランプリでは「最後の国立だし積極的に(48秒台を)狙いたい」と気持ちを切り替えていた。