<陸上:セイコーゴールデングランプリ陸上2014東京>◇11日◇国立競技場◇男子やり投げほか◇日刊スポーツ新聞社主催

 男子やり投げは、日本勢にとって記念すべき一戦となった。史上初めて、80メートルスロワー3人が、出場する一戦で、最後の国立競技場での陸上競技大会に花を添えた。

 4月29日の織田記念国際で、今季世界最高の85メートル48を出し一躍、大ブレークの予感を漂わせる新井涼平(22=スズキ浜松AC)は、76メートル26で7位に終わり「自分の悪い部分が全部、出ました。まだまだ実力不足です」と素直に反省した。

 国士舘大時代から負け続けているディーン元気にも初勝利するチャンスだったが「やっぱり負け癖というか…。日本選手権で、しっかり(借りを)返したい」とリベンジを誓った。