<陸上:第4回高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン>◇18日◇岐阜メモリアルセンター長良川競技場発着◇ハーフマラソン(21・0975キロ)、3キロの部

 今秋のアジア大会(韓国・仁川)男子マラソン日本代表の川内優輝(27=埼玉県庁)が、11日の仙台国際ハーフに続き2週連続でハーフマラソンに出場。1時間3分48秒で11位。日本人トップの座も10位の中尾勇生(スズキ浜松AC)に譲り、前日、話していた1ケタ順位の目標も逃した。

 暑さに弱いと自覚する川内だが、この日は暑さ対策も施し、自信を得た様子。優勝争いのアフリカ勢からは序盤で離されたが、その後は日本人トップ争いをけん引。ラスト1キロを切り中尾に抜かれたが「タイム的には2週連続で63分台という目標を立てていた。有言実行できた。ネット上で『川内はうそつきだ』と出回っていたけど、有言実行できた」と胸を張った。

 暑さもそれほど感じなかったようで「ほぼイーブンで押せたし、レース中も冷静だった。アジア大会はそれほど暑くならないと思うけど、いいレースになった」と笑みが絶えなかった。

 ケニア人ランナーのビダン・カロキ(23=DeNA)が1時間2秒の大会新記録で優勝した。世界記録保持者のゼルセナイ・タデセ(32=エリトリア)は1時間1分34秒で2位だった。