<陸上:日本選手権兼アジア大会代表選考会>◇第2日◇7日◇福島市とうほう・みんなのスタジアム◇男子1万メートルほか

 男子1万メートルは、佐藤悠基(27=日清食品グループ)が28分32秒7で制し4連覇を達成した。

 今春、同じ日清食品グループの後輩になった大迫傑(23=同)と、激しいデッドヒートを展開したが、1秒50差で振り切った。「前半は思った以上にスローペースだったけど、いつ、誰が来ても対応できるように準備していた」という。残り2000メートルで上野裕一郎(DeNA)、残り800メートルで大迫が仕掛けたが、冷静に対応。「最後は意地で抜き返せた」と大迫を振り切った場面を振り返った。

 昨年2月に初マラソンに挑戦。東京を走ったが、不本意な内容と結果に終わった。ただ、マラソンで世界を目指す気持ちに変わりはなく「夏以降、しっかり準備してマラソンを走れる体を作りたい」と話した。