秩父宮賜杯第46回全日本大学駅伝対校選手権大会(日刊スポーツ新聞社後援)は2日午前8時5分、名古屋・熱田神宮をスタートし、三重・伊勢神宮をフィニッシュとする8区間106・8キロのコースで争われる。

 レースを2日後に控えた10月31日、名古屋市内で監督会見が開かれた。

 箱根駅伝では最近6年で4度の総合優勝を誇る東洋大だが、今大会は3年連続2位など、優勝から見放されている。優勝の可能性を5段階評価で「4」とした酒井俊幸(38)は「昨今の駅伝は、アンカー勝負はあっても、終盤で逆転するのは難しい。4区までの順位が大事で、主導権を取れるかどうか」と初優勝へのポイントを分析した。双子の設楽兄弟らが卒業し、今大会には学生3大駅伝初体験組もエントリー。「4年で初めて(出場)という選手もいる。そんな選手が“区間賞争いをするんだ”という意気込みを見せて欲しい」と期待した。