ロンドン五輪陸上女子100メートル障害代表の木村文子(24=エディオン)が12日、広島市内で会見を行い、五輪での日本新と予選突破を誓った。前日11日に24歳になった美女ハードラーは、同時に五輪出場の朗報を受けた。9日の日本選手権では2連覇を果たしたものの、13秒25と自己記録には及ばなかった。選ばれるのかどうか不安な時間を過ごした。「驚きましたが、うれしい気持ちでいっぱい」。緊張しながらもさわやかな笑顔を振りまいた。

 4月に13秒04の自己新を出してB標準を突破していた。五輪本番での狙いは日本新と予選突破だ。「日本記録を更新すれば、予選突破も見えてくる。12秒8台を狙っていきます」とキッパリ。日本記録は金沢イボンヌの持つ13秒00。昨年から頭角を現した木村がロンドンでも記録を刻む。【中牟田康】