陸上男子800メートルのロンドン五輪代表で日本記録保持者の横田真人(24=富士通)が、旧「体育の日」の10月10日、東京・渋谷区役所に婚姻届を提出した。相手は慶大時代の同級生で、タレント加藤夏希似の美女。学生時代はラクロス部に所属したスポーツウーマンだという。横田は都内での練習を前に「オリンピックが終わり、落ち着いたら結婚しようと決めていた」と晴れやかな表情で話した。

 今夏、男子800メートルで日本人選手として44年ぶりの五輪出場。準決勝進出を狙ったが、予選で敗退した。4年後のリオ五輪に向け、来年1月から米カリフォルニア州に夫婦で移住。かつてカール・ルイスが在籍した名門サンタモニカ・トラッククラブで練習を積むことになった。800メートルのスペシャリストだが、来季以降は1500メートルにも挑戦。「世界のファイナルに残ることを考えているし、800メートルより、1500メートルの方が戦えるイメージがある」と明かした。

 これまでも冬場は単身米国に渡り、武者修行を積んできた。横田は「4年間は長いようで短い」と意欲満々。リオでの決勝進出を夢見る「侍」が、大きな1歩を踏み出した。

 ◆横田真人(よこた・まさと)1987年(昭62)11月19日、東京都渋谷区生まれ。立教池袋中-立教高-慶大。大学1年生の日本選手権に優勝。09年10月に男子800メートル1分46秒16の日本記録を樹立。慶大卒業後に富士通入り。ロンドン五輪は同種目1分48秒48に終わり、予選敗退。177センチ、63キロ。