日本郵政は1日、都内で来年4月発足の女子陸上部の創部発表会を開いた。監督にはコーチとして有森裕子、高橋尚子の五輪メダリストを指導した高橋昌彦氏(48)が就任。7月のユニバーシアード女子1万メートル優勝の鈴木亜由子(21=名古屋大4年)ら選手5人の入社も内定し、記者会見(関根は欠席)に臨んだ。

 21年に前身の郵政公社創設150周年を迎える。高橋氏は「それまでに優勝争いできるチームを目指す」と語った。UFJ銀行などでも監督を歴任したが「出来上がった選手ではなく、一から若い選手を育てるのは初めて。いかようにも変えられるし、やりがいはある」とも話した。期待される鈴木は「トラックで力をつけてからマラソンを考えたい」と語った。同社が競技優先のチームを作るのは初めてで、選手は午前中は業務をこなす。15年春の株式上場を目指す企業のイメージアップも狙う。