アジア大会(9月、韓国・仁川)選考レース、3月2日号砲のびわ湖毎日マラソン(滋賀・皇子山陸上競技場発着)の記者発表が13日、大阪市内で行われた。同じアジア大会選考レースだった昨年12月福岡国際で、2時間9分5秒で日本人トップの3位に入った川内優輝(26=埼玉県庁)や、昨年大会優勝者で2時間5分13秒のベストを持つビンセント・キプルト(26=ケニア)ら国内外から16人の招待選手が参加する。

 既にアジア大会代表有力候補の川内について、日本陸連の酒井勝充強化副委員長(53)は「選考会は1回目を評価するので、今回は選考とは関係ない」とした上で「2時間6分30秒を目指してほしい」とハッパをかけた。過去の大会で同タイムを切ったのは、11年のキプサング(ケニア)だけ。同副委員長は「高い目標を持って公言することが、日本男子マラソン界に刺激を与える」と、川内や他の若手らの奮起を期待した。