第58回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)は来年元日、前橋市の群馬県庁前を発着点にして7区間100キロで行われる。

 3年前に初優勝したトヨタ自動車だが、前回は中盤の3区、4区で失速して8位に終わった。しかし選手個々の能力は高く上位を狙う力がある。前回1区を独走した宮脇千博は、世界を目指して高校から実業団入りしたスピードランナー。22歳となりマラソン進出も狙う。今回は4区候補で、コニカミノルタ、日清食品グループ、トヨタ自動車九州の3強のエースたちと区間賞争いが期待できる。大石港与(25)が準エースに成長し、マラソンで世界陸上代表経験のある尾田賢典(33)らが脇を固める。