第58回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)は来年元日、前橋市の群馬県庁前を発着点にして7区間100キロで行われる。

 21回の最多優勝回数を誇るのが名門の旭化成だ。九州予選は前半の出遅れが響いて2位と敗れたが、終盤2区間は深津卓也(26)岩井勇輝(31)が連続区間賞で追い上げた。モスクワ世界陸上マラソン代表だった堀端宏行(27)が欠場するため、深津がニューイヤー駅伝の4区候補。1万メートル27分台の鎧坂哲哉(23)と大西智也(26)、全日本実業団ハーフ優勝の丸山文裕(23)ら選手層は厚い。宗猛監督が指揮する最後の駅伝を優勝で飾りたい。