<陸上世界選手権>◇第2日◇11日◇モスクワ◇男子100メートル準決勝

 中国の張培萌が伊東浩司の日本記録と並ぶ10秒00をマークした。ただ決勝進出は8番目の選手と同タイムながら着差で逃し「アジア人初のファイナリストになりたかった」と号泣した。

 それでも9秒台突入と、決勝進出に限りなく近づいた事実は残る。26歳のスプリンターは「9秒台に100分の1秒届かず、決勝にもあと1歩。でもこれが人生。難しい戦いだが、2年後にチャンスがあると思う」と2015年北京大会での快挙達成を誓った。