岡田武史

Ｗ杯フランス大会・日本代表スイス合宿　報道陣を前にフランスＷ杯出場メンバーからカズ（三浦知良）と北沢豪を外したことを発表する岡田武史監督（左）

「残念だが外れるけれど、一緒にやってほしい」。カズは岡田監督から人生最悪の通告を受けた。９０年のＪデビューから積み重ねてきた日本代表としてのキャリア。それがこの一言で終わった。Ｗ杯フランス大会最終メンバーから落選。１５歳で単身ブラジルに乗り込んだ時から、Ｗ杯を「夢だ」と言い続けてきたカズ。同時に北沢、市川の代表落ちも発表。「帰れ」と言われたカズと北沢は落胆と傷心のままチームを離れた。「ＦＷは城を柱に考えている。カズを使う機会はない」が落選理由。キングの愛称で日本サッカーを支えてきたスーパースターが受けたショックは大きかったが、日本国内にも衝撃波が襲った。３１歳、夢は夢のままに…

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＜サッカーＷ杯フランス大会・1998年6月3日掲載＞