森光子

舞台「放浪記」上演2000回越えを達成した森光子は「やりました!」とかわいらしい笑顔でガッツポーズ
舞台「放浪記」上演2000回越えを達成した森光子は「やりました!」とかわいらしい笑顔でガッツポーズ

上記の五七五は有名な森光子の〝自虐句〟である。脇役が多く主演が取れない時代に詠んだものだ。その森は「放浪記」で上演2000回を達成し、国民栄誉賞を受けるまでに上り詰めた。文化勲章、紫綬褒章も受章。昭和と平成を代表する国民的女優として、テレビ、舞台、映画、司会、CMほか数々の作品を残している。テレビドラマでは「時間ですよ」で松の湯の女将(おかみ)を演じ、庶民的キャラクターが人気を呼んだ。ジャニーズたちのステージが大好きだった。「放浪記」の舞台では87歳まででんぐり返しを披露し続けた。15歳でデビュー、41歳から花開いた女優人生だったが、2012年11月10日、92歳で幕を下ろした。

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<芸能・2012年11月15日掲載>