中園ミホ

「西郷どん」で西郷隆盛役に抜てきされた鈴木亮平(中央)。左は脚本家の中園ミホさん、右は原作者の林真理子さん
「西郷どん」で西郷隆盛役に抜てきされた鈴木亮平(中央)。左は脚本家の中園ミホさん、右は原作者の林真理子さん

脚本家・中園ミホ。「やまとなでしこ」「anego」「ハケンの品格」とヒットが続く。働く女性をリアルに描き続ける中園に話を聞いた。脚本を書くにあたり取材をする。商社のOLや派遣女子……堂々と上司批判する。酔うと本音を話す人もいる。多くの職場でセクハラが横行。中園は「女の武器も利用すればいい」と語る。自身も30年前にOL経験があり、男女差別はあったが「疑問に思わなかった」。「下がいい仕事をしたら褒めてあげて。それが人を育てる」。彼女の考える「いい女って、権力にすり寄らず、自分の足で立ち、自分の考えで動く人」。後に世に出る「ドクターX」大門未知子が、まさに中園の理想のいい女である。

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<芸能・2010年7月13日掲載>