中島みゆき

熱唱する中島みゆき
熱唱する中島みゆき

70年代から21世紀に入ってもヒット曲を飛ばすシンガーソングライター中島みゆき。1時間半にわたってインタビューに答えてくれた。丁寧にありのままに、時にはおきゃんなおねえさんのように笑いながら話してくれる。冒頭から〝みゆきワールド〝に引き込まれてしまった。歌詞を「歌に乗せる言葉」と表現する。「私の失恋の歌を聴いて『スッキリした』でも『2度と聴かない』でもいいの。私の知らなかったとられ方をする。そういう反応を期待してるから、作品を発表している」と語る。98年発売のロングヒット「糸」。詞の一節に「暖めうるかもしれない」と謙虚な表現があるが、これも〝お客ファースト〟が込められている。

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<芸能・1996年7月7日掲載>