村田諒太

ロンドン五輪ボクシング男子ミドル級で金メダルを獲得し、観客の声援に応える村田諒太。後方は銀メダルのファルカン
ロンドン五輪ボクシング男子ミドル級で金メダルを獲得し、観客の声援に応える村田諒太。後方は銀メダルのファルカン

2012年ロンドン五輪のボクシングミドル級で金メダルに輝いた。村田諒太。決勝前日「誰も取っていない銀より、48年ぶりの金の方がいいですね」と、勝つことだけを描いていた。相手はブラジルのファルカン。手数の多い相手を攻め続けた。必殺の左右ボディーブロー、終了間際には右ストレートを顔面にたたき込み、1ポイント差で振り切った。ケンカ早い少年は、中学でボクシングに目覚めた。表彰式では高校の恩師の言葉が浮かんだ。「お前の拳は自分を見せびらかすためのものじゃない」。プロ転向から1654日、WBA世界ミドル級の王者になった。18年10月、2度目の防衛戦は完敗、王座は1年で失ったが復活を待とう。

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<ロンドン五輪(ボクシング)・2012年8月13日掲載>