富澤たけし

気仙沼で東日本大震災に遭い、悲壮な表情でインタビューに答えるサンドウィッチマンの伊達みきお(左)と富澤たけし
気仙沼で東日本大震災に遭い、悲壮な表情でインタビューに答えるサンドウィッチマンの伊達みきお(左)と富澤たけし

「名言」ではない。「魂の叫び」だ――と、このコラムに取り上げるにあたり、そう認識している。サンドウィッチマン(伊達みきお、富澤たけし)は、3・11大地震発生時、テレビ番組のロケで被災地となった宮城県気仙沼市を訪れていた。震災の2日後、伊達は「逃げる場所を間違えたら、あの大津波にのみ込まれていました」とブログを更新した。当日も2日目も2人は生々しい被害状況を伝えた。18日にはニッポン放送「オールナイトニッポン」に特別パーソナリティーとして出演、被災地から5000を超すメールが届いた。「被災後、初めて笑った」もあった。つらい現実をたくさん見たが「僕らは笑いを届ける」と気持ちを新たにした。

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<社会・2011年3月17日掲載>