林清一

野球殿堂入りした父・故和男氏のレリーフの前でポーズを取る林清一
野球殿堂入りした父・故和男氏のレリーフの前でポーズを取る林清一

アマ球界の重鎮、1986年に東京6大学の審判となり、甲子園、都市対抗、アテネ五輪と務めた林清一さんがデビュー戦を語った。立大-法大戦三塁塁審。法大中根(元横浜)が放った大飛球が左翼ポールのはるか上を行き「自信ないけど右手を回した」。すると三塁手長嶋一茂が「ファウルですよ」と詰め寄ってきた。押し問答中に「アレ、あそこでアウトって言われています」と一茂。「中根が一塁走者を追い越していたんです」。史上初の幻のホームラン。救われた。夏の甲子園でも史上初のサヨナラボークをジャッジした。間違えていたら辞めようと覚悟したが、ビデオを見た仲間から「ボークです」と言われた。救われた。(^o^)

<プロ野球・2016年7月12日掲載>