ミルコ・デムーロ

秋の天皇賞を制したミルコ・デムーロ騎手はエイシンフラッシュから降り、メインスタンドの天皇皇后両陛下に向かって右ひざをつき、最大の敬意を表した
秋の天皇賞を制したミルコ・デムーロ騎手はエイシンフラッシュから降り、メインスタンドの天皇皇后両陛下に向かって右ひざをつき、最大の敬意を表した

天覧競馬でダービー馬が復活した。鞍上(あんじょう)はミルコ・デムーロ。2年5カ月勝利から遠ざかっていたエイシンフラッシュが、まさに閃光(せんこう)のイン急襲で2012年秋の天皇賞を制したのだ。デムーロはウイニングランを終えてスタンドの両陛下の前にさしかかると、静かに下馬。右ひざをついて最敬礼した。「僕にとって日本は第2の故郷。皆さんが温かく迎えてくれる」と、ファンに向けては手でハートマークを作り、日本への愛情を表現した。1年前の3月には世界最高峰のレース「ドバイワールドC」で初めて日本馬を勝利に導いた。ヴィクトワールピサを歴史的頂点に立たせたのだ。15年3月からJRA所属。圧巻の手綱さばきは変わっていない。(^o^)

<競馬・2012年10月29日掲載>