岩隈久志

MLBオールスター試合前、笑顔で会話するレンジャーズ・ダルビッシュ有(左=当時)とマリナーズ岩隈久志。
MLBオールスター試合前、笑顔で会話するレンジャーズ・ダルビッシュ有(左=当時)とマリナーズ岩隈久志。

2015年はスタートから不調で故障者リストに入った。マリナーズ岩隈久志。7月の復帰戦も敗戦投手。8月12日、背水のオリオールズ戦。ところがどっこい、ドデカいことをやってのけた。ノーヒットノーラン。野茂英雄に続いて日本人2人目、14年ぶりの快挙だ。〝精密機械〟とも称されるコントロールが、この日は「バラついた」。それを逆手に取っての「つり球」勝負で相手に的を絞らせなかった。12年からメジャー、17年(18年は登板せず)までの6年間で1回限りの完投劇でもあった。05年、楽天球団初年度に開幕を任され、ロッテに1失点完投で勝利をもたらした。巨人でも記憶と記録に残る岩隈になるのか、楽しみだ。(^o^)

<野球・2015年8月14日掲載>