朝原宣治

北京五輪陸上男子400mリレーで銅メダルを獲得し、日の丸を振って喜ぶ朝原宣治。
北京五輪陸上男子400mリレーで銅メダルを獲得し、日の丸を振って喜ぶ朝原宣治。

こんなに光り輝く銅メダルがあったとは――五輪トラック種目で日本男子初、人見絹枝以来80年ぶり表彰台に上がった。北京五輪陸上男子400mリレーのアンカーは引退迫る36歳・朝原宣治。塚原直貴、末続慎吾、高平慎士とつないだバトンを握りゴールを駆け抜けた。夢なのか? 電光掲示板3番目に「JAPAN」の文字が映し出されていた。バトンを北京の夜空へ放り上げ、4選手は抱き合って泣いた。日本男子が五輪のトラックに出場して96年、ついに日の丸に身を包むことが出来たのだ。のち金メダルのジャマイカがドーピング失格となり銀に繰り上がった。8年後のリオでは朝原が託した若手が銀メダルを獲得した。(^o^)

<北京五輪・2008年8月23日掲載>