2020年東京五輪自転車ロードレースのコース案の詳細が7日に判明し、男子は東京都調布市を出発し、途中で山中湖や富士山麓などを周回して富士スピードウェイ(静岡県小山町)にゴールする約270キロのルートとなることが分かった。

 武蔵野の森総合スポーツ施設付近をスタート後は、相模原市、山梨県道志村など国道413号を走る。その後は山中湖、富士スピードウェイ、富士山麓を周回しながら、最終的に富士スピードウェイにゴールする。

 競技関係者は「選手にとっては高低差があって厳しいが、富士山の絶景をバックにした素晴らしいコース」と説明した。女子のコースはスタートとゴールは同じだが、距離が約140キロとなり、富士山麓の周回などがカットされている。

 国際自転車連合(UCI)はこの案を大筋で了承しているが、都内や富士スピードウェイ付近のコースは流動的な部分があり、最終決定は来年3月ごろになる見通し。正式に決まれば、東京五輪の開催地に山梨県が加わり、東京都以外には1道8県となる。