2018年国際自転車競技連合(UCI)登録の国際マウンテンバイクチーム「ドリームシーカーレーシングチームMTB部門」の新設立チームプレゼンテーションが4日、東京・上大崎の自転車文化センターで行われた。

 選手の山本幸平(32)、新田祐大代表、鈴木雷太監督らが参加。北京、ロンドン、リオ五輪代表の山本は「東京五輪での金メダルを取るにはチームを作った方が良いと考えた。自分が現役で走っているうちに若手を育てたい」と、メダル獲得とともに日本のMTBの発展を目標に掲げた。

 1月に設立された同チームには若手の北林力(18)松尾純(26)も参加。8月のアジア大会(ジャカルタ)、9月の世界選手権(スイス・レンツアハイド)などでの活躍を目指す。

 平昌五輪の女子スピードスケートで金メダルを獲得した高木菜那・美帆姉妹は、山本と同じ北海道幕別町の出身で、実家から100メートルの所に住んでいた。「2人の活躍には、ものすごく勇気をもらえた。僕も”金メダルを取れる”と言えるようになった」と山本は、自分も同郷の2人に続こうと目を輝かせた。