ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター)がツール・ド・フランス5年ぶりの優勝を果たした。

 今大会最高峰の標高2215メートルのピレネー・ポルテ峠が頂上ゴールの山岳ステージで、残り8・5キロで単独で逃げていたタネル・カンゲルト(エストニア=アスタナ)を、ラファル・マイカ(ポーランド=ボーラ・ハンスグローエ)とともに追走していたキンタナがとらえて先頭に立ち、残り6・5キロで仕掛けてマイカも置き去りにして独走を開始。そのままゴールした。28秒遅れの2位にダニエル・マーチン(アイルランド=UAEチーム・エミレーツ)、47秒遅れの3位に総合首位のゲライント・トーマス(英国=スカイ)が入った。

 総合はトーマスが守り、1分35秒遅れの8位でゴールしたクリストファー・フルーム(英国=スカイ)は、2分31秒遅れの3位に後退。52秒遅れの5位でゴールしたトム・ドゥムラン(オランダ=サンウェブ)が、1分59秒遅れの2位に浮上した。