クリス・ハーパー(チーム・ブリッジレーン=オーストラリア)が1時間22分24秒で初優勝。個人総合時間でも2位に45秒差をつける13時間50分42秒で首位に躍り出た。

毎年、総合優勝の行方を左右する全長11・4キロ、標高差1160メートル、最大勾配22%という、ふじあざみラインのヒルクライム。ハーパーが圧倒的な登坂力で独走態勢を築いた。逆転で総合リーダーのグリーンジャージーも奪取し、25日には決戦の伊豆ステージを迎える。

日本人は増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が51秒差で同ステージ4位に食い込み、個人総合時間でも51秒差の4位に躍進した。

◆クリス・ハーパーの話「優勝できてとてもうれしい。富士山ステージというのは、このツアー・オブ・ジャパンの中でもずっと優勝したいと願っていたステージだった。今日は本当にチームの素晴らしいサポートを受けることができた。チームメートがずっと前を引いてくれて、途中で自分にバトンを渡してくれたことが勝利につながったと思う」