日本勢が逆転で金メダルを獲得した。1走小原佑太(25=日本競輪選手会)2走中野慎詞(22=早大)3走深谷知広(30=日本競輪選手会)の布陣で予選を1位通過。スペインとの決勝は、2走目までリードを許していたが、エースの深谷が12秒台をたたき出して逆転に成功した。タイムは44秒617。

深谷は「もちろんタイムは良くないが、新チームとしての第1歩としては悪くないと思う。逆転? 走っているときはわからないので。ただ、自分の走れるタイムの中ではよく走れた」と満足そう。短距離のブノワヘッドコーチも「ありがとう、深谷さん」と日本語で絶賛した。

ネーションズカップは従来のワールドカップ(W杯)に替わる、今シーズンから新たな自転車トラック種目の国際大会。全3戦予定だったが、第1戦ニューポート(英国)が中止となり、第2戦の香港が初開催だった。

なお、男子団体追い抜きは参加3チーム中3位だった。

▽男子チームスプリント

(1)日本(小原佑太、中野慎詞、深谷知広)44秒617(2)スペイン(3)ウクライナ

▽男子団体追い抜き

(1)ドイツ(2)デンマーク(3)日本(橋本英也、今村駿介、児島直樹、窪木一茂)