20年オムニアム世界女王の梶原悠未(23=筑波大大学院)が金メダルを獲得した。

世界女王を示すアルカンシエルを着た、初めての国際舞台で苦戦を強いられた。第1種目のスクラッチは前日に続き2位。この日も仕掛けが遅れ「警戒もされたけど、自分も周りを意識しすぎてしまった」と振り返る。たまらず、中距離のグリフィンヘッドコーチから「自分のレースができないなら、今すぐ帰れ!」と活を入れられ、目が覚めたという。

「反省点があった。五輪で金を取るときに命取りになると思う」と梶原。女王しか知らない重圧を何とかはねのけた。