タデイ・ポガチャル(22、スロベニア=UAEチームエミレーツ)が頂上ゴールに連勝し、今大会3勝目を挙げ2連覇をほぼ手中にした。

前日にヨーナス・ビンゲゴール(ユンボ・ビスマ)、リチャル・カラパス(エクアドル=イネオス・グレナディアーズ)との3強対決を制したポガチャルはこの日もゴール前で仕掛け、2位ビンゲゴール、3位カラパスを2秒突き放す快勝。前日と同じ順位で圧倒的な強さを見せつけ、総合でも残り3ステージで2位ビンゲゴールに5分45秒差、3位カラパスに5分51秒の大差をつけた。また山岳賞でもトップに立ち、昨年に続き総合優勝、山岳賞、新人賞を手にすることが確実となった。スプリント賞のマーク・カベンディッシュ(英国=ドゥクーニンク・クイックステップ)はトップから32分6秒の最下位集団で何とかフィニッシュし、最終日のシャンゼリゼへ向かうことになった。