10日の開幕を前に、タレント発掘記録会が行われた。

パリオリンピック(五輪)へ向けたチームスプリントの第1走者を発掘するため、プロアマの男女15人が1周250メートルを測定。女子では、ガールズケイリンから久米詩(22=日本競輪選手会)が、ナショナルチーム入りをかけアピール。男子は、東京五輪代表の新田祐大(35=同)が、本職や次世代組を一蹴するタイムをたたき出した。

  ◇  ◇  ◇

唯一の高校生参加だった謝花勇哉(沖縄工)が、18秒794で11人中7位に入った。自己ベストに届かなかったが、大学生を上回る時計に「自分のやりたいことはできた」と満足げ。その後はトップ選手の走りを撮影する、研究熱心な一面をのぞかせた。「チームスプリントの第1走として五輪に出るのが目標」と力強く語った。