アンニョンハセヨ~! アン・シネです。秋になって、ゴルフの回数は増えましたか? ワタシもいろいろ頑張っていますので、ゴルフの合間に応援してくださいね。さて「サランヘヨゴルフ」、今週のテーマは「勝負どころのパット」です。大事な場面でどうすればいいのか。参考にしてください。


(1)後ろでラインを読む(2)距離とタッチを確認(3)3回素振り後アドレス(4)余計な時間かけず「コン」
(1)後ろでラインを読む(2)距離とタッチを確認(3)3回素振り後アドレス(4)余計な時間かけず「コン」

頭で考えることが多くなればなるほど、素振りの回数が増えたり、自然にプレーできなくて、ミスショットする確率が高くなりますね


ベストスコアが出そうな最終ホールのバーディーパットやパーパット。仲間とマッチプレーをしているときの勝負がかかった大事なパット。ラウンドの流れをぶち壊してしまいそうな大ピンチのパーセービングパット…。18ホールをプレーする間には、後から振り返るとターニングポイントになりそうな大事なパットがいくつかあります。

緊張しますよね。よーくわかります。プロだっておんなじです。トーナメントの優勝争いをテレビで見ていればわかるでしょう? 試合の終盤になって、それまでと同じリズムでプレーできなくなってしまう選手は少なくありません。初優勝がかかる試合だと、多くの選手がこの緊張を味わうことになります。乗り越えられずに初優勝を逃し、結局勝てないまま終わってしまう選手だってたくさんいる。それほど、大事な場面のパットを決めることは、ゴルファーにとって大きな意味があるのです。

優勝争いでなくても同じです。プロテスト、QT、トーナメントの予選通過がかかった場面…。いくつもの勝負どころのパットを決められたものだけが、栄光をつかめる。それが勝負の世界なのです。

ここでどれだけ自分のプレーができるかが大切です。そうするためのワタシなりの方法はこうです。

考えることが多くなればなるほど、素振りの回数が多くなったりルーティンが長くなってしまいます。こうなると、自然にプレーできず、自分のリズムが狂ってしまいます。つまり、ミスをする確率が高くなります。これは避けたい。

では、どうするか。できるだけ簡単にしたルーティンを作り、それを守ることだけを心がけます。ワタシの場合は、まず、ボールの後ろからラインを読みます。次にボールの30センチくらい後ろで距離をチェックしてタッチを確認します。それに合わせて最後に3回くらい素振りをしてから、アドレスに入って打ちます。これがいつものルーティン。

緊張したときほど、しっかりルーティンを守る。そうすることで、余計なことを考えずにいつも通りの自分のプレーが自然にできるのです。緊張するのはあなただけではありません。だれでも勝負どころでは緊張するのです。それを乗り越えて、さあ、勝負強いプレーヤーになりましょう。


◆取材構成=遠藤淳子(清流舎)

◆撮影=河野匠

◆取材協力=ザ・インペリアルCC(茨城県稲敷市)