アンニョンハセヨ~! アン・シネです。11月に入りました。ゴルフ場でも美しいコウヨウ(紅葉)が見られて楽しめますね。毎週火曜日の朝、皆さんとお会いできる「サランヘヨゴルフ」。今週のテーマはコースマネジメントです。素晴らしいショットを生かしていいスコアを出すためにも、ぜひ考えてゴルフをしてください。
- ゴルフの面白さはここにあるのかも
赤、青、黄色。試合中、私の頭の中には、交差点を渡るときのように3色の信号が浮かんでいます。
言うまでもなく、攻めていくときはグリーンライト(青信号)攻めてはいけないときはレッドライト(赤信号)その中間がイエローライト(黄信号)です。
ゴルフは、コースを舞台にした自分との闘いです。同じコースを同じティーグラウンドからプレーしても、どこにどんな球を打つルートを選ぶかは自分次第。ゴルファー自身が持っている飛距離と技術を踏まえて、プレーするルートを描くことこそが「コースマネジメント」です。私のイメージでは、それは「信号」で導かれます。
たとえば、2オンできるかもしれないけど、右側には池が待ち受けているパー5のティーグラウンド。ここをどう攻めていくかを考えます。積極的に2オンを狙う青信号なのか、それとも堅実に3打でピタリと寄せる赤信号なのか。あるいは、2オンもできる位置にティーショットを打ってから、風やライなど状況次第で2打目以降を考える黄信号か…。正しい信号のカラーを選べた人が、バーディー、あるいはイーグルというご褒美をもらえます。間違った色を選択すると、パーしか取れなかったり、ボギーをたたいてしまうこともある。そういうことです。
赤信号
攻めてはダメ 堅実に次のショットでピタリと寄せる
黄信号
風やライ 状況次第で考える
青信号
ここは狙える!積極的に攻める
3日間、または4日間同じコースをプレーする私たちの試合の場合は、日によって選択が変わることもあります。同じホールでも、最初からグリーンライト(青信号)で、ずっと攻め続けることもあれば、初日は黄信号のイメージでテストしてみて、2日目、3日目と条件次第で信号の色が青に変わったり、赤に変わったりする、という具合です。
私は、初日に赤や黄色を選ぶことはあまりありません。青信号で攻めていって、プレーしながら考えていく感じですね。
練習を重ねて、どんなにいいショットを打っても、それが池につかまったり、次が狙えない場所に行ってしまうのでは、いいスコアは望めません。ゴルフがターゲットスポーツだということを改めて思い出してください。ティーグラウンドからカップまで、どんなルートでホールを攻めるのか。そのためにはティーグラウンドのどこに立ってどのクラブを持ち、どこにボールを落とすのか。2打目は? 3打目は? それを考えるのがコースマネジメントです。ゴルフの面白さは、ここにあるのかもしれません。
- ご褒美がもらえる選択ができるかな
取材構成=遠藤淳子(清流舎)
撮影=河野匠
取材協力=ザ・インペリアルCC(茨城・稲敷市)