どーもです。本間ゴルフ「T//WORLD TR20」シリーズに追加された「同TR21」シリーズも試打できました。同シリーズは「TR20」シリーズになかったFW(2モデル)、UTと追加されたアイアンをラインアップ。FWは通常モデルとチタンモデルの2タイプが用意されていますが、今日紹介するのは通常モデルです。ではさっそく、いってみましょう!


まずは見た目から。


「TW747」FWが先代に当たると思いますが、コスメは全くの別モノですね。ソール前部に3g、後部に12gのウエートを装着しているので、低深重心を意識したモデルかと思われます。

フェースはセミディープですかね。「TW747」FWよりもボリュームゾーンがトゥ側に寄ったイメージでした。

ボディはコンパクトかつセミディープ。ストレッチバックで低深重心を連想させた「TW747」FWの形状とは、全くの別モノになっていました。

後ろ姿です。

構えてみるとこんな感じ。クラウンの投影面積はやや小さめ。まあ、ヘッド体積自体やや小さくなっているので、これはその影響でしょうね。逃げ顔に見えますが、写真の撮り方かもしれません(汗)

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「VIZARD TR20-50」Sフレックス装着モデルの3W。スペックは、ロフト角15度、ライ角57度、長さ43インチ、総重量319g、バランスD2。ヘッド体積161cm3。シャフトスペックは、重量54g、トルク5.35、中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。


持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽め。グリップですが、アイアンに比べるとやや細めですが、ドライバーとは同じくらいかな。シャフトを手でしならせてみると、Sフレックスにしては気持ち柔らかめ。しなりポイントは真ん中よりもやや先辺り。ワッグルしてみると、ドライバー同様手元が気持ち柔らかくて、ヘッドの動き方は手元から全体が動く感じ。素振りしてみると、なんだかドライバーよりもムチのようにしなりそうな雰囲気が…


実際に打ってみると、第一印象は「あれれ!?」でした。ドライバーはヘッドとシャフトのマッチングが良かったと思っていますが、このFWは、ヘッドが走りすぎる印象が強かったです。そのせいか、タイミングが取りづらく、いつも以上に打点がブレていたように思います。って、ボクが下手クソなだけということかもしれませけど…(汗) ドライバーと同じ感覚のつもりでも打っていましたが、それでも全くタイミングがあわず、結果として大苦戦。辛うじて芯を食ったと思われるショットを3球得られるまでに、恐らく少なく見積もっても10倍以上の球数となってしまいました。


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら

【3球平均】

HS42.4m/s、初速58.9m/s、打ち出し角15.0度、バックスピン量2891.4rpm、サイドスピン-510.9rpm、飛距離230.1y

【ベスト】

HS42.2m/s、初速58.6m/s、打ち出し角16.6度、バックスピン量2340.0rpm、サイドスピン-439.6rpm、飛距離233.6y


打感はソリッド系。柔らかさと弾き感がいい感じに混ざった感じで、打音は心地よい中高音系。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら

弾道的には高めの中弾道。ボクのいつも通りのスイングでは、フェース面をスクエアにボールに当てられていないような状況だったので、正直上がりづらいと言っていいのかはわかりません。結果的にスピン量もバラバラ。ボクの苦戦ぶりがそのまま結果に出た感じ。


出球傾向は、ボクのスイングでドロー系。おそらく、つかまり自体はいいモデルだと思います。


シャフトフィーリングですが、ドライバーで感じた以上にヘッドの走り感を感じやすかったです。当然ドライバーよりもヘッド自体の重量は軽いはずなので、FWでドライバーよりもヘッドが走るモデルは経験した記憶があまりないのですが、そういう意味ではなかなかレアなモデルでした。ドライバーでもダブルベンディングのような動きはわずかに感じましたが、このFWではより強く感じてしまい、勝手に身体が反応しているような感じでした。


今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~42m/s辺りにオススメ。正直言えば判断が難しいのですが、ボクがムキになって振りすぎていたかもしれません。おそらくスインガータイプで、持ち球的にはフェード&スライスの方に向けでしょう。ヒッタータイプにはちょっとオススメできないかなって感じですが、もう発売されているモデルなので、試打した感想をきかせていただけると幸いです!!

<本間ゴルフ「T//WORLD TR21」FW>

■KAZ’ sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:8▽上がりやすさ:8▽操作性:8▽構えやすさ:8▽打感の柔らかさ:9▽ミスの許容度:8

■ヘッド:ボディ=SUS630、フェース=高強度カスタムスチール

■ロフトバリエーション:3W=15度、4W=16.5度、5W=18度、7W=21度

■シャフト(重量/トルク/調子):「VIZARD TR20-50」(X=57.0g/5.15、S=54.0g/5.35、R=51.0g/5.55/中調子)。「VIZARD FD-6」(X=65.5g/3.85、S=62.5g/3.95、SR=61g/4.00/中元調子)。「VIZARD FP-6」(X=67.5g/3.90、S=64.5g/4.00、SR=63.5g/4.05/手元調子)

■価格:「VIZARD TR20-50」装着モデル各1本4万9500円、「VIZARD FD-6」「VIZARD FP-6」装着モデル各1本5万8300円 ※価格は税込み


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