どーもです。ロイヤルコレクションのニューモデル「SFD X8」シリーズですが、今日はUTを紹介しましょう。FWはフルチタンでしたが、このUTはどうやらフルマレージング!! なんかそれだけで、飛びそうなイメージだったりして・・・w 実際はどんなモデルなのでしょうか。早速、いってみましょう。


まずは、見た目から。


UTのソールも馬蹄形採用ですね。オレンジの差し色がいい感じ!

フェースは、FW同様ややシャロー気味な印象でした。ですが、なんかシャープなイメージを受けましたね~!

ボディは、意外にもディープ系でした。ミドルバックですが、ソール後部にウエートを装着しているので、コンセプトはFWと一緒でしょうね。

後ろ姿です。

構えてみるとこんな感じ。個人的には、実にUTらしい顔つきに感じました。クラウンの投影面積も、FW同様ちょうどいい感じでした。

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「SPEEDER RC LT-5+」Sフレックス装着モデルの4U。スペックは、ロフト角21度、ライ角60度、長さ39.5インチ、総重量343.0g、バランスD0。ヘッド体積104cm3。シャフトスペックは、重量53g、トルク4.1、先中調子。

試打会場東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用でした。


持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽め。でも、グリップはいい感じの太さですね。シャフトを手でしならせてみると、FWとは若干違うイメージでした。FWよりもしっかり感があって、しなりポイントもFWに比較するとやや中間に近い位置がしなっていたように感じました。素振りしてみると、やはりヘッドが軽い分、切り返し時に力むと軌道がぶれそうなイメージもありますが、まぁ、シャープに振れそうなイメージでした。


実際に打ってみると、「ザ・マレージング」な打感が印象的でした。打感的には、確実に弾き系です。でも、FWとは違って硬さを伴うような弾き系に感じました。最近はマレージングモデルでも打感が柔らかいものもありますが、少なくともこの「SFD X8」UTは、ボク的には「ザ・マレージング」な打感でした。また、思った以上に中間から先にかけて走るようなイメージもありました。素振りでは感じなかったイメージですね。腐れフッカーのボクにはややつかまりすぎのイメージもありました。ボク的な「ややアウトサイドイン」スイングを意識して打ってみると、まずまずの弾道でした。ちなみに、動画弾道がそれです!!


スカイトラックの弾道データはこちらで、

その各球データはこちら。

【3球平均】

HS38.0m/s、初速55.0m/s、打ち出し角17.7度、バックスピン量3482.9rpm、サイドスピン-927.9rpm、飛距離195.5y

【ベスト】

HS38.0m/s、初速55.1m/s、打ち出し角17.6度、バックスピン量3707.3rpm、サイドスピン-974.9rpm、飛距離196.6y


打感は、弾き系。前述通りなので、ここでは割愛します。音はかなりの高音系。金属的ではありませんが、なんか硬い物にぶつかっているようなカンカンした感じだったかな・・・


弾道はこんな感じで、


そのスカイトラックデータはこんな感じでした。

弾道的には、高弾道ですね。クラブがしっかり球を上げてくれる上に、グングン前に行く感じでした。スピン量は、ロフト角に対して適量かと思います。打ち方でも変わってきますが、おそらくヘッドとしてはスピン量は適量に感じました。


出球傾向ですが、ボクのスイングで、ドロー系。見た目ではそれほど曲がりが強くなかったのですが、スカイトラックの弾道データだとメッチャ曲がってるんですよね・・・(笑)


シャフト挙動ですが、バランスのわりには中間から先にかけての部分がしなって、結構ヘッドが走るイメージでした。そのおかげで球が上がるのかもしれませんが、フッカーのボクにはつかまりすぎのイメージがあったのも否めませんでした。


今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~43m/s辺りにオススメですね。かなりつかまりのよいモデルなので、払い打ち系の方で、持ち球的にはフェードおよびスライスも方には、かなり心強い味方になってくれそうなモデルだと思います。正直に言うと、フルマレージングモデルということで〝ぶっ飛び系〟をイメージしていましたが、実際には「ロフト通りの距離を楽に打てるモデル」というイメージでした。でも、これが「SFD」の理念でしょうね!! 20周年記念モデルは、そのブランドコンセプトをあらたに実感できるモデルだったと思います。


<ロイヤルコレクション「SF X8」UT>

■KAZ’sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:9▽上がりやすさ:10▽操作性:8▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:5▽ミスの許容度:9

■ヘッド:ボディ=カスタム450マレージング、フェース=カスタム455マレージング

■ロフトバリエーション:3U=19度、4U=21度、5U=24度、6U=26.5度

■シャフト(重量/トルク/調子):カーボンシャフト「SPEEDER RC LT-5+」(S=53g/4.1、SR=51g/4.4、R=50g/4.5/先中調子)。スチールシャフト「RC95 HB」(98g/2.5/先中調子)。

■価格:「SPEEDER RC LT-5+」装着モデル各1本3万円+税。「RC95 HB」各1本2万8000円+税。